糖尿病治療薬「アウィクリ」で投与過誤 注意喚起
PMDA
医薬品医療機器総合機構(PMDA)は、糖尿病治療薬の「アウィクリ注 フレックスタッチ」の使用で投与過誤が生じ、重大な低血糖に至った事例も報告されているとして、適正使用の注意喚起を行っている。
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製造販売元のノボ ノルディスク ファーマによると、「アウィクリ」について▽週1回の投与で使用するところ、誤って連日投与▽単位合わせダイアルの1クリック(1目盛)はインスリン10単位に相当するが、1クリックが1単位に相当すると誤認識-した結果、過量投与で重篤な低血糖を発現した症例があった。
また、他の週1回投与の糖尿病注射薬を使用した経験がある人のケースでは、単位合わせダイアルの目盛を目視で確認せずに、「アウィクリ」のダイアルを最大単回投与量に設定したため、過量投与に至った症例もあったという。
同社は医療従事者に対し、「アウィクリ」は週1回投与であることや、単位合わせダイアルの1クリック(1目盛)はインスリン10単位に相当することに注意するよう呼びかけている。特に「アウィクリ」の投与開始以前に、連日投与の基礎インスリン製剤を使用した経験のある人や、他の週1回投与の糖尿病注射薬の使用経験者には注意が必要だとしている。
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